Bellsroom|鈴木 三枝子の物語
今回の旅行の目的である ”和食と日本酒の会”の開催日。
9時になつ実さんの家に行き、おせち料理の仕上げをする。 幽庵焼きの鮭を焼き、松風焼きは末広形に切って、けしの実と青のりをまぶす。 出来上がった料理をお重に詰めていく。
一の重に昆布巻き、黒豆、きんとん、ごまめ、錦玉子。 二の重は松風焼き、幽庵焼き、海老の浜焼き、なます。 三の重は煮物。 みんなで協力して重箱にきれいに詰めることが出来、三段重のおせちが完成。 お重に詰めた料理以外は、タッパーやフリーザーバッグに詰めて会場へ持って行くことにする。 お雑煮はディスプレイ用に一人分用意。 屠蘇散を入れたお酒の味見をするとおいしくない。阿部さんが味醂を入れてはと言って、味醂を入れたのを飲んでみるとおいしい。お屠蘇もOK。 お酒は、3つの蔵の4種類のお酒が11本。
たくさんの料理・お酒等を、会場のプラハ言語学校まで歩いて運ぶ。 重い荷物を持って10分以上の道のりを運んで下さった阿部さん、ありがとうございました。 会場を使えるのが2時半から。 とりあえず荷物を空いている部屋に置き、近くのイタリアンのお店で昼食。 パスタ、リゾットともいい味だった。
お重に詰めてます
完成したおせち
プラハ言語学校
重い荷物を運搬中
昼食から戻り、いよいよ会場の教室で準備を始める。 お正月飾りの門松、鏡餅、しめ飾りを並べる。お重に詰めたおせちとお雑煮も並べる。酒器や持参した年賀状やかるた等も。 そしておせち料理を料理ごとに60個のアルミカップに詰めていく。そしてトレイに盛り合わせて一人分のセットを作る。これがなかなか大変な作業だった。 さらに福引を作ったり、お酒の用意をしたり・・・ 阿部さんが英語で日本酒の説明を書いて下さる。 どんどん時間が過ぎていき、6時の開会に間に合うか焦ってくる。 なつ実さんの友人や生徒さんにも手伝っていただきなんとか間に合わせる。
正月飾り
おせちと酒器
年賀状・かるた
カップ詰めの作業中
60人分のおせち
6時ちょうど、イベント開始。 まず言語学校の校長先生のご挨拶。 次にNATIONAL MUSEUM 館長さんの日本酒や日本料理についての説明。チェコ語なので内容はわからないが、麹とか酵母という単語が聞き取れ、日本酒について詳しい説明をしているようだった。 さらに言語学校の生徒さんが歓迎の歌(日本語で”花”とチェコの歌)を歌って下さる。
そしていよいよ食事会のスタート。 田作りや昆布巻きなど口に合うかと心配したが、皆さんお箸を使って上手に食べ完食! 日本酒は3つの蔵の4種類のお酒を持って行ったが、富山の満寿泉の貴醸酒が一番人気。 意外だったのは、お屠蘇がよく飲まれて残らなかったこと。
日本から持参した扇子、酒器、手ぬぐいなどを景品に福引をする。皆さんとても喜んで、有田焼のお燗器が当たった人は、さっそくお燗器のおちょこにお酒を入れて飲んでいました。 あっという間に2時間近く過ぎお開きに。 参加者の方たちにも喜んでいただけたようです。 感想の書かれたノートに、「美味い」とか「美味でした。きてくださってありがとうございました。」といった日本語で書かれた言葉があり感激!!
いくつかハプニングがあり、反省点もありましたが、なんとか無事終了してよかった~ 初めは雲をつかむような話で、どうなる事かと思ったイベント。 でも皆さんの協力で無事終わり、満足感と感謝の気持ちでいっぱいでした。
説明を聞く参加者
日本酒
お燗器
会場の片付けをして荷物をまとめ、なつ実さんの家へ。 写真を撮ったりいろいろお手伝いして下さったA子さんも一緒に打ち上げ。 いろいろなチェコのビールを飲み、玉子酒のようなリキュールをいただく。 。話しがはずみ気がつくと11時過ぎ。急いでホテルへ戻る。
感想の書かれたノート
チェコビール
玉子酒に似たリキュール
2020.02.21
2020.01.15
2019.12.17
2019.12.15