フランス旅行2 (プロヴァンス)

フランス旅行2(プロヴァンス)
(2003年9月15日~2003年9月25日)

学生時代の山仲間5人で、フランス南部をドライブ旅行しました。

(1日目)
エール・フランスの夜行便で成田を出発。パリで乗り換えリヨンに9時到着。
レンタカーに5人の荷物を積み込みいざ出発。
ミシュランタイヤの工場がある町クレルモンフェランで昼食をとる。
イゾワールのロマネスク教会を見た後、 美しい湖:シャンボン・ラクのほとりの2つ星のホテルに宿泊。

(2日目)
ラスコーの洞窟(ラスコー2)に行き、壁画を見る。
高校の教科書に載っていた先史時代の牛や馬の壁画に対面して大感激!
次に、岩山に張り付いた宗教都市・ロカマドールへ。
初めてみる砦のような城壁には目を見張る思い。
この日はカルナックのオーベルジュに泊まる。

(3日目)
ラスコーの洞窟より古いグロッタ・ペシメールに行く。
ここにもいろいろな動物の壁画がたくさん描かれている。描いた人の手形や、人の足跡まで残されており、何かその当時の人が身近に感じられた。
午後、もっとも初期の頃の城塞都市、コルドへ。
市場のかたわらに深さ114mの古い井戸があり、0.5ユーロ入れると中がのぞけるようになっている。
コルドをあとにして今日の宿泊地、アルビに向かう。
アルビはバラ色のレンガで出来た美しい町。
要塞のようなサント・セシル大聖堂には圧倒される思い、中の壁画や彫刻はとても素晴らしい。

(4日目)
ロートレック美術館に、朝9時のオープンと同時に入館。
風景画や肖像画そしてポスターなど600点以上の作品が集められており、いくつか見覚えのある作品があった。
美術館の近くのタルン川に架かる古い橋(11世紀)からの眺めはとても美しい。
10時半にアルビを出発してカルカッソンヌへ向かう。
中世の城塞都市カルカッソンヌのスケールの大きさ、美しさにはただただ感心するばかり。
ガイドの案内(フランス語でほとんど判らず)のもと、シテ(旧市街)やコンタル城などを見て回る。
4時過ぎカルカッソンヌを後に今日の宿泊地、サン・レミ・ド・プロヴァンスへ。

(5日目)
アヴィニョンにある法王庁に行く。14世紀には法王がローマからアヴィニョンへ移り、その後約100年の間に7人の法王が君臨したしたという宮殿は、見上げるほど高く威厳があった。
ここから見たローヌ川に架かるサン・ベネゼ橋(アヴィニョン橋)はとても美しかった。
次に2000年以上前に作られた水道橋:ポン・デュ・ガールに行く。
古代ローマ時代に このようにスケールの大きい水道橋をどうやって造ったのか、ここでも感心するばかり。
昼食後、ヨーロッパ屈指の湿地カマルグに行く。
フラミンゴは見られなかったが、道路沿いの湿地には白馬がたくさん見られた。
地中海に面した小さな漁村:サント・マリー・ド・ラ・メールは、青い空に青い海がとても美しい!
ここからアルルに行きローマ時代の円形闘技場を見る。今は闘牛や野外劇に使われているとのこと。
昨日と同じサン・レミ・ド・プロヴァンスのホテルに泊まる。

(6日目)
レ・ボー・ド・プロヴァンスに残る中世の城趾に行く。
広大な廃墟と、白い石灰岩に覆われた地獄谷と呼ばれるまわりの眺めが印象的だった。
サロン・ド・プロヴァンスのイタリアンレストランで昼食。ピッザもサラダも量がとても多いが、おいしくて食べてしまう。。
セザンヌが好んで描いたというサン・ビクトワール山を見に行った後、エクス・アン・プロヴァンスへ。
「1000の泉の街」と言われるほど噴水や泉が多く、ミラボー通りにはみごとなプラタナスの並木が続いている。

(7日目)
マルセイユへ。頂きに聖母マリアの金の像が建つノートルダム・ド・ラ・ガルド教会から街が一望の下に見渡せる。
東の漁村カシスまで行き、遊覧船で 切り立った白い石灰岩の崖に囲まれたフィヨルドのような入り江(カランク)を見て回る。
高速に乗り、メロンの産地として知られるカヴァイヨンまで行き、古いが感じのよいホテルに泊まる。

(8日目)
中世の雰囲気をかもし出している鷹巣村:ゴルドヘ。
丘の上に城砦のゴルド城があり、村には16世紀から18世紀の家々が並んでいる。
ゴルドから車で20分ほど離れた黄土(オーク)採掘で栄えた村、ルションへ。
村の家の壁や岩場など薄い黄色、レンガ色、深紅など様々な色があり、黄土といってもその色合いの多さに驚く。

ルションに別れを告げローマの古代遺跡がほぼ完全な形で残されているオランジュへ。
古代劇場(ヨーロッパ各地のローマ遺跡の中でもっともよい状態で残されているという) のスケールの大きさ!!! とにかくすごい。
ポン・デュ・ガールやアルルの円形闘技場そしてこの古代劇場、2000年も前にどうやってこれらを作ったのか、古代ローマに思いを馳せる。

凱旋門を車中から眺め、アルデーシュ渓谷へ向かう。
アルデーシュ川沿いの断崖道路の所々に展望台があり、石灰岩の断崖絶壁と下を流れるアルデーシュ川が見渡せる。
川の水流でえぐり取られた天然の橋ポン・ダルクを見て、この日はヴァロン・ポン・ダルクのホテルに泊まる。

(9日目)
今日はいよいよ日本に帰る日。
モンテリマールの近くのスーパーでワインやチーズ、オリーブなどのお土産を買う。
ワインなど安くてたくさん買いたいが、持ち帰るのが大変なので3本にする。
昼食後ミルマンド村へ行く。
ここのホテルがいいというので、昨夜泊まりたかったのだが、休みでダメだった。
どんなところか行ってみようということで立ち寄る。
静かなまさにフランスの美しい村という感じのする所。
5時過ぎにリヨン空港に着き、今回の旅もおしまいです。

 

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