第二日目 (5月2日)
第三日目 (5月3日)
今日はチェコの東部、モラヴィア地方の名所見学。
9時にホテルを出発。
バスに乗ること3時間。モラヴィアの真珠と呼ばれるテルチへ。
中世の町並みをそのままに残したモラヴィアを象徴する町。
まずテルチ歴史地区(世界遺産)へ。
中央広場の左右にルネサンス様式のかわいい建物が立ち並んでいる。
テルチ城と聖ヤコブ教会など見学した後、広場からちょっと歩き橋を渡って街の外側へ。
テルチは池に囲まれた小さな町で、橋を渡って外側からの眺めもとても美しい。
まるでおとぎの国に迷い込んだような感じ・・・
テルチではゆっくり昼食を食べるひまが無く、ホットドッグで済ませ、あわただしく次の目的地トシェビッチへ。
トシェビッチは500年間キリスト教文化とユダヤ人文化が共存してきたところ。
聖ピロコピウス聖堂とユダヤ人地区の二つが世界遺産に指定されている。
聖ピロコピウス聖堂はロマネスクとゴシックの二つの様式の混ざる建物。
ふもとにあるユダヤ人地区はヨーロッパで唯一昔のままの姿で完全に残されたユダヤ人居住区とのこと。
観光後チェコ第二の都市ブルノへ。
旧市庁舎や緑の広場、聖ペテロ聖パウロ教会などおもな見どころを歩いて回る。
旧市庁舎入り口の石細工(1511年に建築家アントン・ピルグラムが造ったもの)の小塔が左に曲がっている。
なんでもピルグラムが約束通りの報酬を得られなかったので、嫌がらせで塔をゆがませたとか。でも後期ゴシック建築特有の「遊び心」という説もあり、本当のところはよくわからない。
緑の広場は毎朝青物市が立ち、野菜や果物が売られている。
広場の中央には17世紀に建てられたパルナスの噴水がある。
2本の尖塔が遠くからも目立つゴシック様式の聖ペテロ聖パウロ教会は、ステンドグラスが見事とのことだが、中に入らず外から眺めるだけ。
第四日目 (5月4日)
今日は8つの世界遺産のうち3つを回りました。
朝食後ブルノからバスで約1時間半、モラヴィア地方中部の町・オロモウツヘ。
オロモウツは中世を通じモラヴィア随一の町として栄え、町の文化財保有数はプラハに次いで2位を占めている。
まず聖ヴァーツラフ教会を外から眺め、トラムの走っている通りをしばらく線路に沿って歩いていくと旧市街の中心、ホルニー広場に到着。
広場の中心にある市庁舎の壁には仕掛け時計が取り付けられている。
15世紀に創建されたというこの時計(1955年に改修)、なかなか立派。
広場の西には聖三位一体像(世界遺産)が建っている。
オロモウツは17世紀に30年戦争と伝染病で荒廃した。その荒廃からの復興のシンボルとして聖三位一体像が建設されたという。
バロック様式で建てられた高さ35mの円柱に施された彫刻は実に見事!
オロモウツ観光後、約170km離れたゼレナー・ホラへ。
殉教したヤン・ネポムツキーを祭るために建てられた聖ネポムツキー巡礼教会見学(世界遺産)。
星形をしたユニークな教会は修復中。でも幸い中に入って見ることができた。
伝説によると、ネポムツキーは王妃のざんげの内容を王に告げるのを拒否したため、袋詰めにされてカレル橋からヴルタヴァ川に投げ落とされたという(1393年)。
また1719年に聖ヴィート教会にあった彼の墓を開けると、遺体は白骨化していたのに舌だけは原形をとどめていたという。
聖ネポムツキーの舌を象徴するモチーフが天井や入り口の踏み石など各所に使われている。
バロック様式にゴシック様式の形態を取り入れた教会は、建物の設計と内装に象徴的意味合いがたくさん盛り込まれているとのこと。
ガイドさんがいろいろ説明してくれたが、五つ星にちなんで数字の5に関係するものがいくつもあるということだけが記憶に残った。
3つ目の世界遺産・聖バルバラ教会のあるクトナー・ホラは、ゼレナー・ホラからバスで1時間半。
クトナー・ホラは中世、銀が採掘され、プラハに次ぐ二番目に大きい都市だった。
聖バルバラは坑夫の守護聖人で、教会の建築資金のほとんどは市民の資金によるものだったとのこと。
聖堂内には坑夫の像など、この教会が坑夫のために建てられたことがわかるものが残されている。
教会のことはよくわからないけれど、市民たちによって資金が集められたというのは珍しいのでは・・・・・
聖バルバラ教会から少し歩いて墓地教会へ。
この教会の内部には人骨で作られたシャンデリア、十字架、鐘、シュヴァルツェンベルク家の紋章などが飾られている。
圧巻、凄いとしかいいようが無い・・・
盛りだくさんな観光を終え、6時半近くにクトナー・ホラを出発してプラハへ。
8時少し前にビアホール ”ウ・フレクー”へ。
ここは創業1499年、プラハで最も古いビアホール。
当時から作り続けられているという伝統の黒ビール、おいしかった~
黒ビールはちょっと苦手と思っていた私ですが、スイスイ飲めてしまいました。
楽器を弾きながら(アコーディオンとチューバ)リクエスト曲の演奏もしてくれます。
とっても盛り上がって楽しい夜でした。